国が無くなる時

マッドマックスが帰ってくる。世紀末の世界(実際には世紀末は過ぎちゃったのだが)として、ガソリンと水と食料は不足するが、革製品と肩パッドの職人は大勢いる風景を描き出し、以降の破滅的な世界観を決定付けた、あのマックスが帰ってくるのだ。

アノニマスイスラム国に宣戦した、と聞いて、さてこの先どうなるものか? 旧来の国家が消滅する、という現実の次に来るものは何か? と思いを巡らせると、シンプルに思いつくのはマッドマックスの世界だ。

だが、もう一つ別の世界もあるだろう。クローム襲撃、他でサイバーパンクが示した世界。企業が国家の代替となる程巨大な力を持つ世界だ。企業が本当の戦争をやる時代。それを国家が制止出来ない時代。