三角形を書く。これが世界だ。

底辺を手前に頂点を向こうへ。ピラミッド。これが世界だ。貧乏人の方が多い。金持ちレベルが上がる程数は少なくなる。グローバル化とは三角形が包容する世界が拡がる事だ。より大きな三角形へ。ナショナリズムとは、面積の拡大に抗う底辺近辺の怒りだ。拡大が底辺を高みへ押し上げる実感があった時は良かったが、今や歪な三角形の中でもみくちゃになって下方へ押し流されていく人々には怒りしか無い。幾ら頂点付近から愛と寛容を説いても誰も聞きはしない。
民主主義とは素晴らしい制度だ。頂点も底辺も同じ一票を持つ。三角形では無い。全てが投票によって決まる。そして貧乏人の方が多い。コレがトランプを押し上げ共和党を破壊し極右と呼ばれる過剰な民族主義政党の伸長をドライブするものの正体だ。
もし今回トランプがもうチョイ分別という物を見せていたら、結果は違っていたろう。
民主主義は必然的にグローバル化を目指すのか? その結果として必然的に極端、過激な独裁を出現させるのか? というのは次回に。