日本人ほど命を軽く見る民族はいない

という仮定を立ててみた。

仏教に根ざした無常観と輪廻思想、武士道を背景とした命を捨てる美意識、ないまぜになって、死を遠くから眺める風がある。

死刑制度の廃止に根強い反対がある、とのアンケート結果。ISISに囚われた日本人の写真を使ったクソコラグランプリ。人命最優先と言いつつ、一方で自己責任と切り捨てる矛盾した感情。

湯川さん殺害の写真を見て「まあ、自分がISISでも後藤の方を残すよなあ」と考える不謹慎さよ。人の命は平等でも無ければ絶対でも無い、という現実を口とは裏腹に、良く知っているからこそ、日本人はクリスマスを祝い初詣に出掛けるのかもしれない。

神様、いないんですよ。

ISISよ、今君達が相手にしているのは、究極の無神論意識体なのだ。神との契約を認めない日本人は死んで土に還るとしか思っていない。